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坂上の獅子舞

坂上の獅子は毎年5月4日の春季祭礼に坂上八幡宮に奉納されます。明治19年(1886)頃に旧平村下梨まで習いにいったのがはじまり。旧利賀村には旧八尾町から入った百瀬川筋の飛騨系二人獅子と、氷見系と砺波系の9つの獅子舞があります。坂上の獅子は氷見系統の獅子で、利賀の中でも最も大きく華やか。胴内に大勢の人が入る獅子を一般に「百足獅子」といいますが、利賀では「大獅子」と呼んでいます。胴の中に人が2列に入り、計11人の幕内で獅子をまわします。2列になるのは加賀獅子の影響を受けたものですが、頭だけが動き、胴は動かない加賀獅子に対して、坂上の獅子は頭と胴が一緒に動き回ります。獅子に対抗する獅子取りは小学生の男の子4~5人が務めます。現在の頭(カシラ)は本番用と練習用を交互に塗り替えて使っていますが、いずれも明治末期から大正にかけて井波彫師の手によるものです。演目は、宮へ入るときの「舞い込み」から宮の最終の舞いである「獅子殺し」まで全部で11曲あります。坂上獅子方若連中は、小学生から30代、40代までを中心とした男衆で構成されますが、足りないので地区総出で獅子舞を行ないます。盆正月には帰らない若者も、春祭りには遠方から帰省して獅子舞を盛り上げています。坂上の獅子は過疎の村に不釣合いなくらい大きく勇壮で勢いのある獅子で、派手な動きはありませんが県内屈指のスケールを誇ります。
団体名 坂上獅子方若連中
祭礼日 5月4日
祭礼場所(会場) 富山県南砺市利賀村坂上727 坂上八幡宮
構成人数 30人
SNSなど

https://www.youtube.com/watch?v=zQhtu_qu5vk

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